年に一度のビッグイベントである
ふたご座流星群がもうすぐやってきますね!
せっかくなので、
ふたご座流星群の見頃はもちろん、
ふたご座流星群についてわかりやすく
紹介していこうと思います!!
ふたご座流星群
ふたご座流星群とはふたご座のα星カストル近くを
放射点として現れる流星群のことで、
主に12月中旬に観測されます。
今年は12月14日に極大
(最も活発に活動する時期)を迎え
一番多く流星を観ることができます。
ふたご座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
8月のペルセウス座流星群と並んで
「年間三大流星群」の一つです!
関連記事:しぶんぎ座流星群2014観測のピークは?方角は?母天体って何?
流星群とは!?
そもそも流星とは大きさが
0.1mm〜数cmの小天体(塵)が
地球の大気に猛スピードで突入し、
大気の分子と摩擦を起こしプラズマ化した
ガスが発光する現象のことです。
地上から100km程度の高さで光り始め、
50kmの高さで消えるのですが、
元の大きさが大きい小天体は
隕石として地球に落ちてきます。
また、消滅したものも
塵として地球に降り注いでいるのです!
では流星群とは一体
どういったものなのでしょうか?
流星群とは毎年同じ時期に、
天球上のある1点から放射状に
流れ星が飛び出してくることで、
ふたご座流星群の場合は
ふたご座のα星カストル付近から
毎年12月中旬に観測できる流星群なんです。
流星になる塵を放出しているのが彗星といわれ
その放出された塵は彗星と同じ軌道上を回ります。
その塵の軌道と地球が公転している軌道上で
重なる時に塵が地球に降り注いでくるわけなんです。
ふたご座流星群の彗星は!?
実はふたご座流星群の彗星(母天体)は
長い間わかっていませんでしたが、
1983年にふたご座流星群と同じ軌道を持つ
小惑星・(3200)ファエトンが発見されました。
ここで注目したいのは
ファエトンが彗星ではなく小惑星だったことです。
小惑星と彗星の違いは簡単に言うと
拡散成分があるかないかで
彗星の場合はガスや塵などの
揮発成分を放出しています。
小惑星はそれを出し尽くした
岩みたいなものです。
ファエトンはかつては彗星として
揮発成分を放出して
同じ軌道上に塵を残していましたが、
発見当時には小惑星となっていたわけです。
しかし、2013年にファエトンから
太陽とほぼ反対の方向に伸びる彗星状の尾が
見つかったと発表されます。
実はファエトン、現在も彗星として
塵を放出していたことが今年わかったのです!!
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ふたご座流星群2013年見頃は?スポット方角は?
より多くの流れ星を観測するためには
3つの条件を満たす必要があります。
- 流星群自体の活動の活発さ
- 放射点の高度
- 月の明るさ
まず1つ目の流星群の活発さですが
14日に極大を迎えることから
その前後がいいようです。
2つ目の放射点の高度ですが、
ふたご座は20時頃から朝まで高い位置にあります。
最も高い位置にくるのが2時です。
3つ目の月の明るさですが、
今年は満月になる前の月が
13日の3時
14日の4時
15日の5時
まで沈まないようなので
かなり観測の邪魔になるでしょう。
これらの条件をふまえると
見頃は14日の夜中から朝にかけてが
一番いいみたいです。
第二候補は13日の夜中から朝のようです。
月があっても、視界に入れないようにして
暗くて視界の広い場所で観測するといいみたいです!
場所に関しては東京でも
大阪でも沖縄でも北海道でも
どこでも観られます!
一応今年のおすすめは
アメリカやカナダで
観測時間に月が沈んでくれるからだそうです。
寒い時期になりますので
防寒対策だけには気をつけて
楽しんで観測してください!
関連記事:アイソン彗星2013最新情報!現在の見え方!観測の見頃と方角?
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